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CoSTRと日本版ガイドラインについて

  2005年11月末に、国際蘇生連絡協議会(ILCOR)から2005年版の心臓救急に関する国際コンセンサス(CoSTR)が公開されました。 アメリカ心臓協会(AHA)やヨーロッパ蘇生協議会(ERC)などからは、CoSTRをもとにして、それぞれの地域でのガイドラインがすでに公開されています。

 日本の対応についてですが、現在、下記のようなガイドライン策定作業が進められています。ガイドライン策定の場は日本救急医療財団の心肺蘇生法委員会が担っています。策定作業に必要な資料(CoSTR等)の精査には、日本救急医学会、日本循環器学会、日本麻酔学会、日本臨床救急医学会、日本蘇生学会、日本小児科学会の6団体があたることとなり、すでに着手されています。

 日本版ガイドラインに関する中間報告は2006年3月に出される予定ですので、少なくとも中間報告が出るまでは、従来の内容でコース指導をお願いします。

財団法人日本救急医療財団より、日本版救急蘇生ガイドラインが発表されました
財団法人日本救急医療財団 日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会 公式ページへ

下記に、日本版ガイドライン策定に関する経緯を転載いたします。



 2005年6月4日に神戸において日本麻酔科学会総会学術集会会期中に、日本麻酔科学会の呼びかけで、日本循環器学会、日本救急医学会との三学会代表者による今後のACLS普及促進に向けた会合が行われました。
  この会合でCoSTRに対する日本の対応として関連各学会の強力な連携が必要であることが提唱されました。
  2005年7月11日と8月4日の2回にわたり、東京で日本循環器学会の呼びかけで、日本臨床救急医学会、日本蘇生学会を加えた五学会代表者による心肺蘇生法についての五学会合同会合が行われました。
  この会合でCoSTRに基づきながら、日本の状況にあわせたガイドライン作成を行い、日本における各団体の蘇生法教育の根拠を統一するとともに、その結果を国際的に発信する必要性が議論されました。
  2005年9月22日に東京の厚生労働省会議室で日本救急医療財団心肺蘇生法委員会(島崎修次委員長)により日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会(丸川征四郎委員長)が開催されました。
  本小委員会は、同財団の心肺蘇生法委員会の呼びかけに協力を申し出た六学会で構成され、上記の五学会に日本小児科学会が加わっています。この委員会では科学的根拠はCoSTRを尊重しつつ、日本の地域性、救急医療体制、薬剤等の違いによりそのままでは実現できないものは、日本の実情に合わせて最適なガイドラインを推奨する予定です。
  膨大な作業になるので、各分野について学会毎に分担し宿題としています。今後、検討した結果を持ち寄って集中審議を繰り返し、2006年3月に中間報告を発表することを予定しています。

 
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